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白い波

流体システム工学研究グループ
伊藤研究室

名古屋大学 大学院工学研究科  マイクロ・ナノ機械理工学専攻
マイクロ・ナノ機械科学講座​

​流体の進化が駆動する機械システムの革新

分子レベルのミクロスケールから宇宙機レベルのマクロスケールまでの流体の挙動を理解し,工学的に制御することにより,機械システムの性能向上や新技術の開拓を目指します.具体的には,自動車のエネルギー効率の向上,次世代半導体加工技術の確立,情報デバイスの革新,新規な医療デバイス開発などに関する研究プロジェクトを推進しています.さらに機械工学を基盤としつつ,新規材料開発,情報技術,バイオテクノロジーを駆使した融合領域の開拓に取り組んでいます.

Latest Publications

Size Analysis of Large DNA Molecules by Relaxation Time Measurement Using a Nanoslit Channel 

Lab on a Chip, 25, 4048-4058, 2025

10 kbpを超えるDNA分子のサイズ測定は依然として困難である.本研究では,深さ130~49nmのナノスリットチャネルを用い,伸長された巨大DNA分子がランダムコイルへ緩和するのに要する時間を測定することで分子サイズを同定する新規分析法を開発した.DNA分子の初期伸長率を30%未満に維持することで,λDNAとT4 DNAを含む混合DNAサンプルを緩和時間ヒストグラム上で2つの明確なピークに分離することに成功した.さらに,緩和時間とナノスリット深さがサイズ解析の分解能に及ぼす影響を実験的に検証した.その結果,ナノスリット深さがサイズ分析分解能の支配因子であることを明らかにした.ナノスリット深さを減少させることで分解能が向上した一方,緩和時間を測定する分子数はある臨界データ閾値を超えた後は分解能に影響を与えなかった.本実験では,深さ49nmのナノスリットチャネルにおいて,最大分解能2.33と分析時間60秒を実現した.

​【プレスリリース】https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/2025/07/60dna.html

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